マインドセット

「これくらいなら簡単にできる」と思うことの落とし穴

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
簡単にできることの落とし穴

テレビの健康番組やバラエティー番組なんかを見ていると、
「1日10分この体操をするだけで正しい姿勢が身につくんです。」
みたいなものが紹介されていることってよくありますよね。

1日10分の体操。
確かに数字だけを見れば、忙しい人でもできる範囲の事に思えます。

いや、できる・できないという話で言えば、一日10分の体操が「できない」なんていう人はまずいないでしょう。

腕を骨折しているとか寝たきりで動けないとか、そういう特別な事情でもない限り、やろうと思えばできるはずですよね。

でも・・・

僕は、難易度という意味で考えるなら、これは相当難しい事だと思います。

仮に「姿勢を直さないといけないなぁ。」と自分で思っている人がその「10分間体操」を見たとしても、たぶん実際にやってみようとするのは数人に一人くらいでしょう。

その場でちょっとやってみる人はまだいい方で、
「後で時間があったらやってみよう。」
なんて考えて、そのまま忘れてしまう人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

さらに、効果が出るまで続ける人となると、その数はガクンと減って、「やってみた」うちの10人に一人いればいい方だと思います。

結果として、この「誰でも簡単にできる」レベルの体操を実行できるのは、数十人に一人とか、下手をすれば100人に一人以下になってしまうはずです。

これは、「10分間体操」が難しいということじゃありません。
たぶん、「5分間の瞑想」でも「7分間の勉強」でも同じでしょう。

単に、人間はとことん習慣に流される生き物だから、新しい習慣はなかなか身に付かないというだけの話です。

人は自分でも自覚できていないほど大きな力で、自分に染み付いた考え方、暮らし方に固執しています。

だから、少しでもそれを変えようとすると、すぐに挫折してしまうんです。

例えば、社会人として働いている人に
「今の働き方に満足していますか?」
というと、満足しているという人はごくわずかです。

多くの人は、
「資格などを取ってもっと良い条件の仕事につきたい。」
とか
「将来的には自分の会社やお店を持ってみたい。」
という事をいう人はとても多いです。

会社や収入などの条件に大きな不満はなくても、
「英語を話せるようになりたい。」
とか
「投資の勉強をしてみたい。」
というような興味を持っている人はたくさんいるでしょう。

でも、そのために今、何をしているのかというと、ほぼ全員に近い人が
「何もしていません。」
「まだ検討中です。」
と答えます。

たまに本を読んでみたり、ネット検索してみたりすることはあっても、実際に資格試験を受けたり、継続的に勉強するという行動には結びついていません。

結果として将来のための計画はずっと「検討中」「保留中」のままなんです。

「時間がない」ということを言い訳にする人もいますが、少なくとも僕は本当に「勉強する時間がない」という人に一人として出会ったことがありません。

一日の時間の過ごし方を細かく記録してみるとよく分かりますが、年間365日、月の労働時間が350時間というような人でも、その気になれば時間を捻出して勉強しています。

逆に「時間がない」という人は、単に今までの生活スタイルを崩そうとしません。

いつもの時間まで寝ていたいし、
通勤中はいつものようにスマホのゲームをしたい。

お昼は友達と馴染みのお店で食べたいし
仕事が終わったら少しくらいはテレビをみながらのんびりしたい。

時々は仲間と飲みに出かけたいし、
週末は遅くまで寝ていたいし、家族と買い物したり種もの時間も必要。

そういう人の言う「時間がない」というのは、今の生活スタイルを全く変えないで、新しく何かをしようとしたら「時間がない」というだけの意味です。

そのまま生きていれば間違いなく、一生「時間がない」状態で過ごすことになるでしょう。

こんなことを言うと僕が「行動できない」人たちのことを「ダメ人間だ」とディスっているように聞こえるかもしれませんが、決してそういうわけじゃありません。

僕が言いたいのは、それが人間の基本的な性質だということです。

習慣を変えるのは難しいんです。

たとえそれが、小さなことだったとしても。

何かを変えたいと思ったら、それを認識しなくてはいけません。

「たったの10分○○するだけ。」
みたいなことを簡単だと考えるのが、そもそもの間違いなんです。

それは何のトレーニングも積んでいない人が
「100キロのバーベルを持ち上げるなんて簡単だ。」
と言っているようなものです。

難しすぎるタスク

根拠もないのに何かが「できる」と思い込むのは「自信」ではなくて「妄想」です。

根拠のない自信も時には大切かも知れませんが、その「時には」というのは「それに挑戦するより他に方法はない」という状況での話です。

本来なら、できる範囲のことからちゃんとステップを踏んで、能力を高めていく必要があるはずです。

十分な能力が無い人がいきなり何かをしようとしても、成功する見込みはほどんど無いでしょう。

本人がいくら簡単だと思っても、十分な筋力が無い人に100kgのバーベルは持ち上げられないので、軽い気持ちで挑戦してもピクリともしません。

そしてこれは、単に「挑戦しても失敗する」よりも、さらに悪い結果をまねくことになります。

「これくらいなら自分にも続けられそうだ。」
「やる気さえあれば絶対にできるはずだ。」

そんな風に考えていたのに、結果として自分にはまったくできないとしたら、どんな気持ちになるでしょうか?

「自分はなんてダメなんだ。」
「こんな簡単なことすらできないのか・・・。」
「何か、特別なやり方があるに違いない。」

そんな風に、自己嫌悪に陥って挑戦すること自体ををやめてしまったり、裏技のような方法を探してさまようことになります。

僕は今までに何千回という単位で、そういう人たちの相談に乗ってきました。

そして、そういう人たちに必要なのは、まず現状を正しく理解することだと思っています。

だから、まずは認める事から始めましょう。

「行動を変えることは、難しくて当たり前なんだ。」
ということを。

ごく小さなことですら、最初はできないものなんです。

ただし「最初は」できないということは、言い換えれば「できるようになることは可能」という話でもあります。

それが理解できれば「今」自分自身がそれをできないのは、才能や性格の問題ではなくて、何よりもトレーニングをしていないからだと理解することができるはずです。

そうやって、まずは問題を正しく理解しないと、スタートラインにすら立てないままウロウロすることになります。

ちゃんと段階を踏んで練習すれば自分にもできるということがわかれば、最初から難易度の高いものに挑戦して自己嫌悪に陥ることも無いでしょう。

100kgのバーベルはまず無理だろうという見通しが立っていれば、まずは20kgとか30kgから挑戦してみればいいだけだからです。

仮にそれすら持ち上がらなかったとしても、全く気にすることはありません。

それは単に「今はまだできない」という事を意味しているだけであって、「今後もずっと出来ない」というわけじゃないからです。

20kgがダメなら10kgにしてもいいし、それでもダメなら5kgにすればいい。

どこから始めても、進歩し続ければ100kgに到達するのは時間の問題です。

今の時点で自分の限界値が驚くほど低かったとしても、一度正しい方法で練習を積むことを覚えたら、まわりを一気にゴボウ抜きできるでしょう。

ゴボウ抜き

何と言っても、この世の中ではほとんどの人が、
「今の習慣にしがみついて先に進めない」
という状態で生きているからです。

止まっている人たちと競争して、勝てないわけがないですもんね(笑)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

継続力育成5日間プログラム

継続力育成5日間プログラム

  • 三日坊主は自分の性格のせいだと思っている

  • 続かないのは、やる気が足りないからだ

  • 何かやろうと思っても、つい先延ばししてしまう


実はこれらの問題は、正しい改善法を知ることで改善できるんです。

ぜひこの無料のプログラムを利用して、三日坊主克服のヒントをつかんでみてください。


詳細・無料受講はこちらから

コメントを残す

*